折り返し地点に思う「ご恩やご縁が紡がれ一本の映画になる」

※長文ですが最後まで読んでいただけると嬉しいです。
1月16日から60日間の予定でスタートした映画「じょっぱりー看護の人花田ミキ」のクラウドファンディングも残すところ30日となりました。
今日が、折り返し地点です。
いま現在267人の皆さまから412万円のご支援を頂戴しています。物価が上がり、日本も大変な中、この映画に期待を込めて応援をいただき感謝の念を禁じえません。
クラウドファンディングがスタートした1月16日に一本の電話をいただきました。支援をしたいがどうしたらよいのかというお問い合わせでした。話を聞くと、その方は八戸市にお住まいで、赤ちゃんのとき、ポリオにかかります。お母さんが大慌てで駆け込んだのが八戸市赤十字病院でした。赤十字病院で習った通り、毎日、足をお湯であっためるとマッサージをしてくれたそうです。
そしてそれから高校に上がるまで、毎年クリスマスになると、見ず知らずの人からプレゼントが送られてくるようになりました。送り主の名前は「花田ミキ」
お母さんがポリオにかかった我が子を抱き、駆け込んだ八戸赤十字病院で看護婦長をしていたのが花田ミキさんだったのです。
「その時私はまだ小さかったので花田ミキさんの顔は覚えていない。クリスマスプレゼントをもらったらお礼の手紙を書いていたけど、直接会ったことはないのです。直接会ってお礼をいいたかったと思っていた矢先、花田さんの映画化を知りました。恩返しの代わりにこの映画の支援をします」と話をしてくれました。
今回の映画の監督である五十嵐匠も2歳のとき、花田ミキさんに命を救われた人間です。
以下、五十嵐監督が今回の映画制作にあたって綴った思いです。
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私は2才の頃、一人の保健師に命を助けられた。昭和35年6月7日の青森県東奥日報にある記事が載った。見出しは「愛のリレーに命拾い」。
記事は続く。「汽車の中で急病のため人事不省となった坊やが、たまたまこの汽車に乗り合わせていた保健婦に命を助けられた。5月25日午後5時50分。奥羽線の列車内で一人の母親が赤子を抱き、「医者がいませんか」と狂ったように叫んでいた。抱かれたその子はハシカで高熱を出し、すでに呼吸は止まっていた。その子は乗り合わせていた保健婦の手当てと適切な処理で、浪岡駅~自衛隊ジープ〜浪岡病院~青森とリレーされ危ない命を助けられた」。
その保健婦は花田ミキと名乗った。死にかけたその子が私だった。
映画「じょっぱり-看護の人花田ミキ」は、自分の身を顧みず「保健と看護という職業」に命を捧げた女性のたくましさと、やさしさ、そして命の尊さをドラマチックに綴る感動作である。私はコロナ禍で命を顧みず必死に戦っている医療従事者の皆さんにエールを送ろうと思い、命の恩人花田ミキさんの映画を企画・制作することを決意する。
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また今回、花田ミキさんから学んだという青森県立高等看護学院(いまの、青森県立保健大学)の卒業生の皆さん、保健師不在の町村をなくすため行った「派遣保健婦制度」で、各自治体に保健師として配属された保健師の皆さんから「花田ミキ先生のことを映画にし、伝えてくれてありがとう」というお礼と共にご支援をいただいています。
私自身、全国でもワースト規模だった赤ちゃんの死亡率を減少させるため、花田ミキさんが助産師、保健師のみなさんと「もったらころすな運動」に取り組まなかったら、この世に生まれていなかったかもしれないと思っています。
この映画は
・看護師・保健師助産師グループ
木野花さん、王林さん、伊勢佳世さん、相馬有紀実さん、舞の海修平さん、草野とおるさんファングループ
青森県出身者グループ
・五十嵐匠監督ファングループ
・鎌倉のけやぐ(友達)
といろいろなご縁やご恩の糸がつながれて、一本の糸となり、この映画ができていくと感じています。
クラウドファンディングの残り30日で、どんな糸が増えていくのか、とても楽しみで、そしてとてもありがたい気持ちでいっぱいです。
第一目標の500万円まであと88万円(末広がり!)。「まだ30日もあるから大丈夫でしょう」と思うかもしれませんが、何が起こるのかわからないのがクラウドファンディングの世界です。
「映画のクラウドファンディングは目標金額500万円でよいのね」といわれたことがありますが、制作のためには正直、最低あと1000万円が必要です。
まずは第一目標である500万円を達成したい。そして3月16日までに1000万円をこえたいのです。
<あと30日!皆さまへお願い>
クラウドファンディングのチラシを配布のお願い
チラシがまだ3000枚あります。クラウドファンディングのチラシなので、3月16日までしか使えません。ご縁の糸を増やすために、お店においてもよいよ、知り合いに配るよという方はぜひご一報ください。
TwitterFacebookでこのプロジェクトをご紹介ください
このクラウドファンディングのページの中にTwitterFacebook、LINE、noteへシェアできるボタンがあります。ぜひシェアをしていただき、情報拡散にご協力ください。
■追加支援大歓迎です
「3万円の支援をしたのですが17万円を追加支援したら『映画上映会開催権』にしていただけますか」というお問い合わせをいただきました。
はい!させていただきます。
クラウドファンディングが終わらない限り、支援者のみなさんの個人情報を見ることができません。ただ終わり次第、ご支援をいただいている方に連絡させていただき合算した分のリターンをお受け取りいただけるかを聞くようにします。
・5,000円支援いただけると助かります!
・1万円支援いただけるともっと助かります!
・3万円、5万円追加支援いただけると感涙です!
・10万円、30万円支援いただけると号泣です!
・50万、100万円支援いただけると踊りだします!
・200万円支援いただけると一生ついていきます!
長文を読んでいただきありがとうございます。
次に監督と会う2月18日までに500万円を達成したいです。
クラウドファンディング最終日の3月16日、そして映画完成までどうぞよろしくお願い申し上げます。
プロデューサー
鎌倉幸子
じょっぱりー看護の人花田ミキ」命の尊さを綴る映画制作プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/hanadamiki