先の見えない世界で、発信をやめない

プロデューサーの鎌倉幸子です。数日前のFacebookに書きましたが、先週の木曜日に転倒をし、いま手術の日を待っています。
すぐに近くの病院を調べ、痛む体を引きずって、その病院に行きました。幸いにもあまり人が来ておらず、すぐに診察室に呼ばれました。レントゲンの結果、複数箇所の骨折が見つかりました。先生が紹介状を書いてくれ、別の大きな病院に行くことになりました。紹介状があったために、その日のうちにCTスキャンなど、精密な検査を受けることができました。 手術ができる専門の先生が不在だったため 手術自体は 12月 6日(火)となりました。
痛みと尋常ではない腫れに不安を募らせましたが、すぐに医療機関に行くことができ、手術も決まり、先が見えてきました。
また傷の治療しながら「大変だったね」と何度も言ってくれた医師や看護師の温かい言葉に涙が止まりませんでした。
花田ミキさんは、従軍看護婦として3回召集され、日中戦争また太平洋戦争の戦地に赴きました。異国の地、それも戦地で傷を負った兵士の気持ちはどのようなものであったか想像を絶します。また、病院船という限られた空間の中、命の灯が消えそうな人々を目の前にして、充分に手当てすることができない医師・看護師の気持ちはいかんばかりであったか。
ただ病院船の看護婦の皆さんの言葉やまなざしこそが、一番の薬だったのではないかと思います。
そしていま、ウクライナアフガニスタンミャンマーなど、地球上で毎日のように、傷ついている人々がいる現実。
新型コロナウイルス感染症がまた拡大しています。戦争の終わりは見えません。先の見えない、不安な年越しを迎えることになりそうです。
ただ 伝えることはやめない。
「命を阻むものはすべて悪」というメッセージを世界に向けて映画を通じて発信したい。
「看護の人」を言葉だけではなく、それに携わる人々の仕事、思いや覚悟について触れてもらいたい-。
そう願ってやみません。
そんなメッセージを世界に伝える機会となる、この映画作りにご協力・ご支援いただいている皆様全員に感謝いたします。
映画の協賛パートナーは引き続き募集をしています。また年明けには クラウドファンディングも計画しています。
私の体の自由は効きませんが、音声入力の機能を使い、この記事を書いています。パンフレットのリクエストがありましたら発送もできますのでお知らせください。
最後まで力強い応援をお願いいたします。 私も「じょっぱり」の精神で走り抜きます。
プロデューサー
鎌倉幸子