亡くなられた官民三百十五万人の命

"さきの日中戦争、第二次大戦に、私は招集され、従軍看護婦として長く働きました。そして、人と人がころし合う戦争のおろかさと虚しさを骨の髄まで知っています。

あの戦争で、亡くなられた官民三百十五万人の命が過信して、日本国憲法をのこしたと私は信じています。

戦争をしないために、巻き込まれないために盾として、平和憲法の第九条を守って下さるように心からいのります。"

花田ミキ

写真は花田さんが勤務していたころの八戸赤十字病院のそばにあった長者山です。昭和20年(1945年)8月に空襲により沈没した海防艦稲城の兵隊が長者山にあった防空壕に運ばれました。空襲の中、花田ミキさんはじめ、赤十字病院の看護師、看護婦養成所の学生が負傷兵の手当てをしました。

f:id:hanada_miki:20210825225303j:plain