「汕頭(スワトウ)作戦」鎮魂のうた~20世紀におくる~

汕頭の敵前上陸に病院船が参加した。
間近かの陸上からは砲煙があがっていた。
サンパンで運ばれる傷兵は軍装のまま銃器を持っていた。
船内には銃器をかついで運ぶ看護婦の姿が見られた。
(注)サンパン・中国の小舟
「鎮魂のうた」8p
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平成14年(2002年)に花田ミキさんが自費出版した「~20世紀におくる~鎮魂のうた」という記録集があります。従軍看護婦として戦場に赴いたときの記録集です。
この経験から「命を阻むものはすべて悪」という強い信念を持つようになった経緯を感じていただけると幸いです。
病院船に運ばれる兵士の手にあった銃を、看護師が取り上げて運ぶ様子が書かれています。
いま、この世界で戦場といわれているところは、このような光景が繰り広げられているのではないでしょうか。
看護師が銃を手にしない世界を。
今回、ボランティアの皆さまと文字起こしをさせていただきました。ご協力に感謝します。

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